2018/07/26 【コラム:見習い大工のうんちく】あの人も一級建築士
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あの人も一級建築士

早いもので、もうすぐ7月も終わりですね。
この7月という時期は、7月1日の『建築士の日』から始まって、一級・二級建築士試験(筆記)が
あったりと、何かと建築士にまつわる事柄が多い建築士月間なのです。

 

『建築士の日』は昭和62年、日本建築士会連合会により、建築士の質や地位の向上、さらに建築士
自身が自分の仕事の社会的責任を再確認するための日として制定されました。
7月1日は、昭和25年のこの日に『建築士法』が施行されたことに由来します。

 

さて、日本の建築士制度の礎となったこの法は、後に首相となる田中角栄が衆議院議員時代に
議員立法として国会に提出し、成立したものでした。

 

そして田中角栄自身も、土木科の専門学校(夜間)卒業と土建会社経営などの経歴を認められて、
一級建築士の資格を取得しているのです。ご存じでしたか?

(当時は一定の条件を満たせば、国家試験を受験しなくても一級建築士の免許を取得できました。
今はダメです。)

 

では、もし彼が設計した家の建築現場で働くとしたら……?

 

圧倒的なリーダーシップと実行力、面倒見の良い親分肌で知られていた彼のこと、おそらく、
しょっちゅう現場に顔を出して、職人からいろいろ学ぼうとしてくれるんじゃないかな、などと
妄想してしまいます。

 

現場では、難関の国家試験を突破した一級建築士には、やはりちょっと頭が上がらない時もあります。
そして「はあ?」と思うような分かりにくい図面を渡されることがあったり、かと思えば、
「なぜここまで?」と思うような強いこだわりに感服させられることもあったりと、建築士さんも
本当に十人十色。
それでも、現場や職人の仕事を知ろうと努力してくれる人には、こちらも力を惜しまず良いものを完成
させるぞ!と、気合が入るものです。

 

建築設計がますます高度化している現代では、建築士は常に正しい情報と知識をもって建物を構成していく
知力が必要ですが、それと同じぐらい現場で人を動かす人間的な魅力も必要。

 

でも、こればっかりは試験で合否がつけられませんからね。
我々職人も一緒になって切磋琢磨させていただいてます。

 

 

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