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【デザイナーコラム】ルビンの壺とインテリア

2018.09.10

デザイナーコラム

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ルビンの壺とインテリア

この絵、『ルビンの壺』というタイトルを知らなくても、
おそらく、誰もが一度は目にしたことがあるのではないかと思います。

デンマークの心理学者、エドガー・ルビンが考案した多義図形
(1つの図でありながら、同時に2つ以上の見え方が可能な図形)で、


この絵の中では、

白地に注目すると、白い壺が、描かれている対象(図)として認識され、
黒地は背景(地)としてしか認識されないけれど、逆に黒地に注目すると、
白い背景(地)に、向かい合う人の横顔(図)が描かれているように
見えてきます。

この絵は、
「壺と横顔の見え方が入れ替わることはあっても、2つを同時に認識する
ことは出来ない。」という、人間の視覚の構造を示したもので、


同時に「人間は、見ようと意識を向けたもの以外を“その他”とみなし、
その部分を認識から外してしまう。」という心理現象を説明しています。

さて、こうした“図と地”の捉え方は、広くデザインの分野においても
視覚心理などの文脈の中で解釈され、現場に生かされています。

例えば

  • 同じものを見ても、壺が見える人と横顔が見える人がいるように、
    人が変われば見え方も変わるものである。
  • 1度思い込むと、意識的に視点を変えないかぎり他のものが見えてこない。
  • 2つのものは同時には見えないのにあれこれ見せようとしてはダメ。
    焦点をはっきりさせるべきだ
  • そもそも、“地”がないと、“図”が見えてはこない。
    したがって、背景としての“地”の役割は重要だ。
  • “地”が変われば、“図”の見え方も変わってくる。

などなど。

インテリアの分野で身近な例は、
家具などの装飾品は“図”、床や壁、天井などの内装が“地”ということになるかと思いますが、

両者をルビンの壺の“図と地”の視点から捉えなおすと、いつもとは違った
デザインのアプローチができるかもしれませんね。

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