リノベーターズインタビュー

古川裕倫さん(60代)

大阪生まれ。早稲田大学商学部卒。 三井物産入社にて23年間勤務後、2000年株式会社ホリプロ入社(取締役執行役員経営企画室など)。 2007年株式会社リンクステーション代表取締役副社長。 2008年株式会社多久案 代表(~現在)、世田谷ビジネス塾 名誉塾長(~現在) 2014年一般社団法人彩志義塾代表理事(~現在)

古川さんの活動の模様はこちらをご覧ください。 http://www.taku-an.co.jp/profile.html

「後悔しない生き方」が決断の指針

私は46歳で総合商社をやめ、大手芸能プロダクションの取締役になりました。
その後55歳の時に、世田谷ビジネス、彩志義塾を設立。

商社時代から、起業をしたいということは考えていました。そのきっかけは、大学生の時の1年間のアメリカ留学。自由に前向きにキャリを磨こうとしているアメリカ人に惹かれました。

いかに日本人が英語ができないか、西欧文化を理解していないか、という事を念頭に、英語学校の設立を考えていました。

しかし、「ビッグバンで地球が小さくなってきている。5年後にはみんなが英語を話せる時代になっているだろう」という同期の声もあって断念したのです。

39歳の時、公募制を利用してエネルギー関連の部署から情報産業関連の部署へ異動。
商社での部署移動は仲間を裏切ることを意味するのですが、ふと一つの問いが頭をよぎりました。

いまやって失敗するのと、やらずに後悔するのと、どちらがいいか。

一回しかない人生、後悔したくない。
ここから人生は一転しました。

異業種への転職で得たもの

情報産業の仕事でニューヨークから日本に帰ってきたとき、芸能プロダクションからお声がかかりました。
「商社、テレビ局、芸能プロダクションが一体となる事業を検討している。そこで君をスカウトしたい」と。

妻・両親からの反対はあったものの、「失敗してもいいから後悔したくない」という想いが強くありました。
そして芸能プロダクションに取締役として転職することを決意。

トップダウン型の総合商社、ボトムアップ型の芸能プロダクションの両組織を経験したことで、厚みのある考えが生まれ、20冊を超える著書を生むことができたのだと思います。

大組織の中で指示したら動く人と、小組織で自ら考え行動する人。
「働く」という事に関してはどちらも同じですが、その両方を知ることができたのが後の自分にとって非常に良い経験になりました。

様々な役職、会社を経験し、若者・女性の支援の道へ

47歳で芸能プロダクション子会社の社長に就任。
社長職についてみると、自分の声が現場にまで伝わっていないことに疑問を感じました。

そこから全体最適を考え、教育制度を充実させることに腐心。著書の中にはこれをまとめたものもあります。

その後53歳の時に、チケット販売システム会社に取締役として就任。上場の手伝いをし、若い社長を助けることに奔走しました。

そこから一年後、2009年に世田谷塾を設立し、無料講読会と交流会を実施。
さらに、一般社団法人として彩志義塾を設立し、立志塾というセミナーを開き、女性の社会推進指導と支援を行っています。
同時に他社の役員も務め始めました。

元々は芸能プロダクションでタレントマネジメントをやりたかったのですが、ご縁がなく独立を決意しました。

定年まで同企業で働こうと考えている40、50、60代の方々も今一度考えなおすのも一手かもしれません。

40歳から60歳以降の準備を

40歳からでも60歳以降の準備をしたほうがいいです。
時間は有限。時間のあるうちに、資格・スキル取得など並行してできることはたくさんあります。
60歳からではもう遅い。仕事に就けません。

最後に、私から40代以降の人に向けてのアドバイスです。

① 志を高く持つこと
自分の仕事に誇りを持ち、高い志しを持ちましょう

② 人生で何をやりたいのか探してやってみること
やりたいことを見つける旅こそ人生なのです

③ 明日から何かをしようという仲間を作ること
過去の事ばかりを語る人ではいけません

④ 一歩前に出て幸せをつかむこと
幸福は向こうから転がってきません。自分からつかむしかありません

⑤ 今さらと今から
過去への言い訳をやめ未来を向きましょう
今からでもできることはたくさんあります。
遅くはありません。
過去の自分と決別し、自分は本当は何がしたいのか?
この問いの答えを探し新たな人生を築いていこうではありませんか。

 

 

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若い人に囲まれ、志を説く。
古川さんの信条は「先輩・先人の教えを後世に順送りする」こと。
実践されているお姿が美しい。
元気な笑顔が素敵です!!

古川さんの活動の模様はこちらをご覧ください。 http://www.taku-an.co.jp/profile.html